最近、ぐっと涼しくなったりまた暑くなったり。秋の気配が近づいてきましたね。
ドライフライで釣れていたシーズンは過ぎ去り…次は沈めるフライシーズンが到来します。
マーカー・フィッシングの準備をしなくては!
ってなわけで(?)本日は【ニンフのタイイングパターン】を紹介したいと思います。
全てのパターンは紹介しきれないので、今までに作ったことがあるフライだけですが…そのうち、カラーバリエーションとかも増やしていきたいなー。
では、どうぞ!
フェザントテールニンフ
画像はレッグ有ですが、無しのパターンもあります。
アブドメンもピーコックハール、コパーワイヤ―ぐるぐる巻き、オーストリッチなどのバリエーション有り。
全体に使用しているフェザントテールもナチュラルの他にダイドカラーが多数あるので、赤っぽいものや緑っぽいもの、ウイングケースだけ違うカラーにしたり…カラーバリエーションは無限大!
釣り場によって反応のある色が違うので、良く行く釣り場のカラーを中心に同系色のバリエーションがあると良いかもしれません。
あとはビーズヘッド(金ぴか)を嫌う日もあるので、ビーズ無しパターンもあると良いかな。その場合は、レッドワイヤーを巻き込むのかショットを打つのか。自分のスタイルに合わせれば良いと思います。
ニンフのバリエーションにビーズは必須ですが、T〇Cのものは高くて気軽に使えませんよねぇ。なので、私はもっぱらこちらを利用しています。
タングステンの1.5、2.5、3.0を常用してるので…品切れになってると手が震えるw
ヘアズイヤーニンフ
このフライは名前が曖昧で検索するときに迷いません?w
英語表記だとHare’s Earですが、カタカナで書くとハーズイヤー、ヘアズイヤー、ヘアーズイヤーなど。
手元にあるタイイング関連の本を探ってみると7冊中3冊は「ヘアーズイヤー」の記載で、残り4冊は「ヘアズイヤー」になっていました。ヘアーズイヤー表記の3冊は発行日が古いので、もしかしたら最近は「ヘアズイヤー」って書くのが主流なのかもしれません。
フェザントテールニンフよりもタイイングが難しいのですが、詳しいタイイング方法はTMCの動画を見れば良くわかります。まったく関係ありませんが、タイイング動画を見ているとどうしても「指毛」が気になる今日この頃です。
私的コツとしては、「ソラックスの完成形をしっかりイメージすること」
ダビング材の取り付け量が少なすぎるとピックアップしたときソラックスがスカスカになって貧相になるし、盛り過ぎるとムッチムチになって…まぁ、好みの問題ですが。
バリエーションはヘアズイヤーダブのカラーや、ウイングケースの素材でかなり雰囲気が変わってきます。明るめ~暗めがあれば良いかな。
クイルのウイングケースは魚の歯があたってちぎれやすいので、ビニール袋を使う人も居ます。が、私は袋をマ〇キーで塗って良いサイズにカットするのが面倒&マジックが手に付くのが嫌なんです。
そんな私は合法(?)ビニール紐を使ってます。面倒くさい同志にオススメします!Amazonでは売ってないのが悲しい。
ニンフのウィングケースにするときは3つ折りで濃い色になりますが、メイフライのウイングに使う場合はぺらっと1枚で使えば淡い茶色で雰囲気出ますよ。
ザグバグ
ピーコックソードについてはこちらもどうぞ!
横からの画像では分かりづらいのですが、上からみるとウイングケースが縞々で綺麗なんですよ。ティールダックはウェットフライのウイングで有名なのですが、縞々が良かったので使ってみました。
スロートハックルは「デフォー式」で取り付けています。ハックリング式の方が広がりがあって美しいのですが、苦手なんだよねー;
こちらのフライはあまりバリエーションがありません。
ビーズ有無・ウイングケース明暗・スロートハックル明暗で変化を付ける感じですね。ビーズ無しでウイングケースも暗めの色を使えば、全体的にトーンダウンできます。
プリンスニンフ
ニンフ界の王子様!
背中のグースバイオット・ホワイトが白のタキシードをイメージしているからだと(勝手に)思います。
プリンスニンフといえば画像上の「ナチュラルピーコックハールのボディ」が多いと思いますが、ピーコックハールをダイドカラーに変えたり、オーストリッチを使うとカラーバリエーションが増えますね。
タイイングのコツは2つ。
①テールのグースバイオットの裏表に注意する。外側に反るように取り付けます。
②背中のグースバイオットが外れやすいので、しっかり固定する。
MSCニンフ
タイイングも簡単だし、ダビング材の色さえ変えればバリエーション増やせるし、万能!
エッグフライ禁止のエリアは多いですが、MSCは禁止されていないので大丈夫です。釣れます。
タイイングのコツはいかに「もじゃ」っとさせるか。このタイイング方法は作者:岩井渓一郎さんの動画を見れば良く分かります。
↓こちらは「MSCスペシャル」ですが、ボディのタイイングは同じ。
ね?簡単でしょ?
ですが、私はタイイング1年目の時には作れませんでした。
ボディダビングの「下側はきつめに、ピックアップ用は緩めに」と、「ワイヤーを上手に食い込ませて補強」と、「ピックアップ」がどうしても上手にできませんでした。そう、ほぼ出来ないw
理論は分かるのですが、思う様にできずに涙した想い出です。
泣いていてもフライは作れないので、当時使った技は「マルチグルー+ループダビング」。
ループダビングでボディをもじゃもじゃに仕上げましたが、この方法だとダビング材が押さえられて「もじゃもじゃ」がぺしゃんこになるのでリブ巻き補強はできません。
でも、数匹釣ったぐらいでは禿げにならないので問題ありませんでした。
うまくできない場合は、ループダビングもお試しください。
MSCスペシャル
これは上記のMSCにテールを付けたパターンです。こちらも良く釣れます。
使い方はウーリーバガーと同じように引っ張りでも使えますし、インジケーターを付けて漂わせるのもOK。
ボディとテールの色を変えてみたり、テールの長さを長くしたり短くしたりしてバリエーションが増えます。
ボディの「MSCダビング」は廃盤になっていて新品では手に入らないので、代用品としてTMCヘアーズマスクダブや、NATURE’S SPIRITのHare’s Earダブにラビットファーをブレンドして使っています。
ふわふわがお好みであれば、ラビットファーを多めに配合してくださいね。
紹介していないニンフ(マーチブラウンニンフ、ストーンフライニンフ、カディスラーバ、クロカワムシニンフなど)も、タイイングの写真が溜まってきたら更新します☆
まーさんの巻いたフライはこちらで販売中。
タイイングのリクエストがあればコメントやフォームからメッセージくださいね。
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