こんにちは、まーさんです。
今日は春パターンのタイイング第3弾!「フタバコカゲロウ」のタイイング手順を紹介します。ボディやハックルの色を変えれば、いろいろなカゲロウに応用できる便利なパターンです。
第2弾「ユスリカ」はこちら↓
第4弾「オナシカワゲラ」はこちら↓
フタバコカゲロウ
蚊が続いていましたが、今回は「フタバコカゲロウ」。解禁当初から5月あたりまでよく見かける黄色い小さなカゲロウで、色は全体的に黄色くサイズは7mm前後。フックサイズは#18か#16あたり。小さく巻くときは#20以下の場合もあります。
カゲロウのフライパターンはステージによってニンフ・イマージャー・ダン・スピナー等々のパターンがあって、どんだけ捕食されてるねん!と思わざるを得ません。魚の大好物なんですね…
今回タイイングするのは羽が水面にくっついているスペントタイプのスピナーです。雪が積もっているような3月初旬だとドライフライには反応が悪いかもしれませんが、暖かくなってハッチが盛んになったころに使ってくださいね。
今回使用したマテリアル
フック…ドライフック マルトd04-#18
スレッド…veevus 16/0 A12
ボディ…グースバイオット Light Cahill
テール…ムースボディ Natural
ウイング…スイスストロー Dark Brown(Grayでも可)
ハックル…コックネック Med Gray Dun
インジケーター…エアロドライウイング FLオレンジ(写真撮り忘れました)
手順
下巻き
シャンクいっぱいに下巻きします。
テールの取り付け
ムースボディから同じような太さの毛を2本切り出して、フックに乗せます。長さはシャンクと同じぐらい。
テールを左右に分けるため、8の字でデバイドします。方法は
①親指の爪をムースに軽く当てて支えます
②フックの手前から真ん中を通って、向こう側の下へ通します。(手前の毛の上を通ります)
③次は手前の下から真ん中を通り、向こう側の上を通過します。
こんな感じで2つに分かれるのですが…ちょっと慣れが必要かもしれません。
コツはスレッドを爪の上を滑らす感じで、強く引っ張り過ぎないことです。
本物のフタバコカゲロウの尾は2本で長さは体長の3倍位なようですが、そこまで厳密にする?しない?はお好みで。テールがあまり長いとフッキング悪くなるのではと思うので私はシャンクと同じ程度の長さにしています。
インジケーターの取り付け
アイの後ろはいつも通り1個分開けてインジケーターを取り付けます。
ハックルを巻くわけではないので、軽くまとめて短くカット。見えにくい場合は長くても良いですが、魚からも目立ってしまうのでそこらへんはお好みで。
ボディの取り付け
スレッドをベンド側に戻してグースバイオットを取り付けます。
取り付けたら巻きつぶしておきます。ボディを補強する場合はこのタイミングで行います。
ウイングの取り付け
スイスストローを長めに切り出し、先ほど巻き潰した上に取り付けます。
ケチって短く切り出すと持ちづらくなるので、ここはケチらずいきましょう。
取り付けたら長さ・形を整えます。先端がまっすぐより、角をカットしてあるほうが羽っぽいかな?
ハックルの取り付け
インジケーターの後ろ側にハックルを取り付けます。
ストークは長めに残しておいて、インジケーターの後ろ→横→前と通るように巻き付けるとすっぽぬけません。
フィニッシュ
インジケーターの後ろ2回、前3回を目安にハックルを巻き留めてフィニッシュします。
下側のハックルをカットして、ウイングを整えて完成!
ソラックス部分にダビング材を巻きませんでしたが、ハックルの下側をカットすることにより中肢・後肢のごちゃっとした感じを表現出来ているはず。
これで魚が釣れた時に「表現出来てた!」と言い切れるので、今はちょっと断言は控えますw
まとめ
ボディ(アブドメン)を繊細に仕上げるならクレインクイル、簡単にするならダビング材がおすすめです。ただクレインクイルは売ってるお店が少ないんですよねぇ…ダビング材だと縞々がうまく表現しづらいし。というわけで、私はグースバイオット推しなのです。
ウイングの繊細さをいかに表現するか…とみんな考えまくっているのでバリエーションありすぎです。スルーウイングやシマザキフライウイングのシートタイプ。スイスストローのビニールタイプ。ヴェインファイバーやラムズウールのファイバータイプ。CDCを左右に分けて使う、ウォーリーウイング、クイルウイングなどなどなど。もうお好きなパターンで巻いちゃってくださいw
それでは、第4弾でお会いしましょう。まったねー
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まーさんの巻いたフライはこちらで販売中。
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