こんにちは、まーさんです。
夏パターン第2弾「チェルノブイリアント」のタイイング手順を紹介します。
フォームを使った大型フライなので、トラウトだけでなくバスフィッシングにも使えます。
それでは今日もきっちり巻いて行くよー
ちなみに第1弾「アントパラシュート」はこちら↓
チェルノブイリアント
「放射線が原因で巨大化したアリ」がコンセプトのフライのため、フックサイズは大き目です。#6~10あたりで、形状はロングシャンクがおすすめ。
ショートシャンクだと巻きにくいので、小さめコンパクトにしたいのであれば「フォームビートル」パターンにした方が良いと思います。
今回使用したマテリアル
フック…マルト i77BL (ストリーマー用の太軸フック)
スレッド…6/0 ブラック ※細いスレッドだとフォームがちぎれます
ボディ…ピーコックハール/フォーム材(2mm厚、茶色)
レッグ…フラッターレッグ グリズリー
インジケーター…M級目印 FLオレンジ←パラシュートポストには不向きですが、インジケーターとしてはコスパ最高!
手順
下ごしらえ
フォームをカットします。
上がフォームカッターで切り抜いたもの。下が幅0.7cm×長さ3㎝位の長方形にカットしたもの。
丸くカットするか、四角いまま使うかはお好みでどうぞ。
下巻き
シャンクいっぱいに下巻き。適当で大丈夫。
ボディ
ピーコックハールを3本巻き留めて、3回転ほど前に進みます。
フォームの取り付け
ピーコックハールを巻き留めた真上にフォームを取り付けます。
この時きつく締めすぎるとフォームがちぎれますので、ほどほどでお願いします。
あと、ボビンの重みでフォームが向こう側に回ってしまうので左手で固定しつつ次の工程へ。
後肢の取り付け
向こう側に1本、こちら側に1本レッグを取り付けます。
「く」の字に折り返して付けていて、スレッドを締めるとフォームに食い込んで良い感じになります。
ボディ(真ん中)
フォームをめくって、ピーコックハールを巻き進めます。
その後ろをスレッドで補強巻きしながら前へ持っていきます。
フォームの固定&前肢の取り付け
後ろ肢と同じようにフォームを固定し、レッグを取り付けします。
インジケーターの取り付け
前肢を巻き留めたスレッドと同じ位置でインジケーターも取り付けてしまいましょう。
ヘッド部
残りのピーコックをアイの後ろまで巻いて、スレッドで補強巻きしてフィニッシュします。
整えて完成
前側の余分なフォーム、長すぎるレッグをカットして完成です。
裏側はこんな感じ。
まとめ
他のマテリアルでも巻いてみました。
左から順番にマテリアルを書いておきます。
①手順で作成したもの
フォーム2mm、ピーコックハール、フラッターレッグ
②色違い
フォーム3mm(背中にカラーフィルムを張り付け)、シェニール(茶)、フラッターレッグ
③もじゃもじゃ
フォーム3mm、ヤーン(黒)
④一番手がかかるけど、虫っぽい
フォーム2mm、ピーコックハール、グースバイオット(黒)
手っ取り早く作れて、壊れにくいのはシンセティックのみで作った②と③のパターンですね。ただピーコックほどのきらめきはありません。
ピーコックを使うと虫らしい艶はあるけど、強度は下がる…。キラキラ系シェニールを使うか、UVダビングを使うか。いっそのことプリズマティックスレッドのみにするか!?
と、まぁ、悩みながら作るのもタイイングの楽しいところですよね。
次回は「ビートルパラシュート」のタイイングです。
ピーコックをがっつり使った私の好きなパターン!次もよろしくお願い致します。
(追記)実釣しました
6月上旬の千早川マス釣り場にて実釣してきました。
朝方は気温18度と寒いぐらいだったためドライへの反応は薄かったのですが、気温が上がるにつれてドライで釣れるようになりました。
チェルノブイリアントはフックサイズが大きいため、レギュラーサイズのニジマスだとフッキングしづらいのですがアタック数が多くてびっくり。小型のフォームビートルより明らかに反応が良かったです。
大きいドライフライに水面を割ってアタックしてくるニジマス、かなり楽しいので使ってみてくださいね。
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まーさんの巻いたフライはこちらで販売中。
オーダータイイングも受け付けていますので、Twitterやフォーム等からコメントをよろしくお願い致します。
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