こんにちは、まーさんです。
今日はコンパラダンのタイイング手順を紹介です。
コンパラダンとは
使用時期は解禁~5月ぐらい。メイフライをイミテートしたフライです。
ボディカラーはPMDやオリーブ、グレー、赤茶系などなど。虫っぽい色ならなんでもOK。
ウイングに使用するディアヘアは細い方が良し。フックが小さいので太いヘアだとバランスが悪くなります。専用(?)のコンパラディアがあれば、そちらを使用します。
ちなみに。エルクヘアにはオスの「ブルエルク」とメス「カウエルク」の2種類があります。表記がないことも多いですが、ブルエルクと書いてあれば太く長い毛。カウエルクは細く短めの毛になっています。私はカウエルクしか持っていないのですが、大型のエルクヘアカディスなどを巻く場合はブルエルクのほうが都合が良いかもしれませんね。
エルクヘアの色合いには「ナチュラル」と「ブリーチ」があります。
「ナチュラル」の方が魚に違和感を与えにくいですが、人からは見づらい。一方「ブリーチ」は白がはっきりしているので視認性抜群ですが、魚からも見えやすいということで…
一長一短なので、好きな方を使ってください。
フックサイズは(好みもありますが)#16以下推奨。
今回使用したマテリアル
フック…マルト d04 #18(細軸のバーブレス)
ボディ…ダビング材 PMD
テール…ムースボディ ナチュラル
ウイング…エルクヘア ナチュラルゴールド
スレッド…8/0 Tan
手順
下巻き
シャンクいっぱいに下巻きします。
テール
太さが同じようなムースボディを2本切り出し、Vの字にデバイドして取り付けします。
テールの取り付け方は↓で詳しく取り上げていますので、よかったら参考に。
ウイング
エルクヘアを切り出し、スタッカーで先を揃えます。量が多すぎると、針に乗せにくいし重くなります。少なすぎるとスカスカになるので、自分のイメージをしっかり持ってくださいw
フックの真ん中より少し前に取り付けます。余りはボディに添わせるように斜めにカット。
ボディ
スレッドを後ろまで移動して、ウイングの後ろまでボディを巻き進めます。ディアヘアを斜めにカットしてあるので、ソラックス部分が自然と太く仕上がっていきます。便利だ…
ウイング部分に来たら、ディアヘアをぐっと後ろに押し込んでウイングを立てます。
ウイングが立ったら根元にしっかりダビング材を巻き付け、倒れて来ないように固定。
フィニッシュ
ヘッドを作って、フィニッシュします。
正面から見てウイングが扇状に開くように焼成します。画像のように閉じ気味ならボディは少し沈み、ぱたーんと開いた状態にすればボディは水面にへばりつくような状態になります。
まとめ
コンパラダンは少ないマテリアルで手軽に巻けるフライです。みんなエルクヘアは持ってるだろうし、テールはコックファイバーでもスピナーテールでも大丈夫です。
ディアヘアをCDCに変更すれば「CDCダン」になります。
ボディの色やウイングを変えて何本か巻いておくといいですよ。
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まーさんの巻いたフライはこちらで販売中。
オーダータイイングも受け付けていますので、Twitterやフォーム等からコメントをよろしくお願い致します。
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