こんにちは。まーさんです。
みなさん、巻いてますかー?これからですかー?
「よし、フライを巻いてみるか!」と思い立った時、みんながぶつかる壁。
「コックネックと、サドル。どっちを買えばいいの?」
この大問題を、どっちも持ってるまーさんがズバッと解決!
さて、いってみよー
結論から申しますと
はじめて買う1枚は、【コックネック】をオススメします。
(Whiting Historic Rooster Cape “Grizzly Variant”)
はいっ。結論が出ましたので、「やっぱりな。じゃ、ネックケープ買うか。うんうん。」と納得した方は違うページもご覧ください。
ネックをオススメする理由も読みたい方(読んで欲しいな☆)は、このまま続きます。
ネックが良い2つの理由
1つめ。
サドルに比べてストーク(羽の軸)が細く柔らかいので、巻きやすいです。
もちろん、サドルだってものすごく硬いわけではありません。「張りがあるな」と感じる程度の硬さなのですが、14番以下の小さいサイズを巻いているとその違いが気になる。
ストークにもファイバーにも張りがあるので、巻いているとファイバー暴れやすい気がするんだよね。(上手な人は知らんよ?個人の感想です。)
ストークが太いので、アダムスパラシュートやコーチマンパラシュートみたいにハックルを2枚巻きする場合にも、巻くのが難しく感じます。2枚目のハックルを巻き付けるときに、どうしても1枚目を押さえつけてしまうんですよね。
だからといって2枚目のためにゆとりを持って巻くと、全体的にハックルが分厚くなってみっともない。ハックルが大きくなると、それだけ空気抵抗が増えるのでキャストもしづらくなります。
そして2つめ。
ネックの方が巻けるサイズが豊富にあります。
(Whiting Historic Rooster Cape “Grizzly Variant”)
サドルはグレードによってサイズがほぼ固定されるので、初めての1枚にすると使い勝手が悪いと思います。
たとえばWhiting DRY FLY HACKLE(赤いラベルのシリーズ)の場合
シルバー:#16以下のミッジサイズ
ブロンズ:#14~16のサイズがメイン
プロ:#14~16が多いけれど、#12~18もある
「#16サイズしか巻かないYo!」というのであれば、サドルでも問題はありません。
しかし、そのうち「#10ぐらいのウーリーバガーが欲しいな」とか「近所の川で#20ぐらいのフライで遊びたいな」となってくるとサドルでは対応しきれないのです。
ファイバーは先端を切ってサイズを調整することができません。
ファイバーは先端にいくにつれて細くなっています。着水したときにこの先端がしなやかに曲がって水面に張り付き、表面張力によってフライが浮きます。ですので、長さを調整するためにファイバーを切ると沈みやすくなってしまうのです。
ちなみにサドルにもテールに使える長いハックルはあるので、「テールどうしよう…」と悩む必要はありません。
(Whiting DRY FLY HACKLE Pro Grade Saddle “Grizzly”)
以上の2つが「はじめての1枚はネックをオススメ」する理由です。
サドルの良いところ
「じゃー、サドルは要らない子なの?」
そーいうわけではありません。使いどころっすよ!
私が今回サドルを買ったのは、1枚目のネックケープで#16辺りを使い切ったためです。使い切ったサイズをメインで欲しかったため、サドルを選択しました。
おかげで、心置きなく#16が巻けます。
それにサドルはハックル1本の長さがものすごく長いため、1本から同じサイズのフライをたくさん巻くことができるんですよ。
ネックだと1本からせいぜい3個のフライしか巻けないので、似たようなサイズのハックルを探し出していたとしても違いが出てしまいます。
けれども、巻きにくいことには違いないので慣れていくしかありません。
ネックのように細くて柔らかなストークで、サドルのように長く均一性があるハックルケープがあれば…
なーんて、思いますが自然のものですから。そんな良いとこどりは出来ないのです。けれど、このままもっと品種改良が進んだ未来には、そんなニワトリも生まれるかもしれませんね。
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