シマザキホットワックスの使い方

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フラタイch.

寒い日が続きますが、みなさん巻いてますかー?

今日は(今更ですが)TMC「シマザキホットワックス」の使い方について書いていきます。

 

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ホットワックス基本情報

ホットワックス

2021年4月あたりに発売開始。
発売と同時に売り切れ続出で、さらに翌5月末の「フライの雑誌」で特集が組まれ…欲しいのに買えない状況が続いていました。今は再入荷もあったりで普通に買えます。良かった。

サイズ 縦5㎝×横4.5㎝×幅2㎝
重さ 約40g
価格 1,200円+税

これを高いとみるか、安いと見るか。
価格だけで見ると高いなーと思いますが、1度の使用量が少ないため「この大きさだと、私が死ぬまであるかもな」と感じますw

とはいえ「ワックスに千円越えかぁ」とも感じるので、色々ググってみたところ「蜜ろう+ロウソク」を溶かして混ぜて自作で作られている方もいらっしゃいますね。材料費は220円で大量にできます。

シマザキホットワックスの成分は公開されていませんが、融点が60℃前後とのこと。
蜜蝋は約62℃、パラフィンもモノによっては融点が60℃前後。100均で売っているパラフィンの融点がどうとかは分かりませんが、同じようなものは作れそうですね。

ライターを改造

シマザキホットワックスを快適に使うためには、「ワックスを溶かしてフライに擦り付ける道具」が必要になります。

ライターでポドキンを熱しても使えるのですが、ワックスが固まるのが意外と早いんですよ。
何度も熱して溶かしてを繰り返すことになるので面倒くさい…

そこで動画で何度も出てくるような道具を自作しました。
ライターに手元にあったステンレス線0.6mmをくっつけただけですが、片手で完結するのでとても便利です。

ライターの根元をスレッドで下巻き→ステンレス線取り付け→スレッドで固定→レジンで固める

このステンレス線0.6mmはバルサミノーを作っていた時の残りもの。
残しておくと役に立つこともあるんですねぇ。

 

ホットワックスの使用例

ホットワックスの使い方は大きく3つあります。

1.通常のタイイングワックスとして

マテリアルをしっかり固定するためのタイイングワックスとして。
スレッドにワックスをこすり付けて使用します。

2.マテリアルを仮止めして、まとめる用

少量で使う場合はさほど浮力も無いため、ウェットのウイングにも使えるようです。ゾンカーやマラブー等の仮止めも可能。

今回はエルクヘアを部品化してみました。
あらかじめカットして束にしておくことで、複数個作った場合にばらつきが少なそうです。全体的に同じ長さ&ボリュームで作れるのが魅力的ですね。
部品化しておくことで、タイイングのスピードも上がります。

切り口にホットワックスを塗って、指で挟んでまとめます

エルクヘアをまとめてみました

3.ワックス効果で浮力を稼ぐ用

ボディをしっかりコーティングした場合はフロータント処理をせずとも高浮力を維持することができます。真夏の車内だとコーティングが溶けてしまいそうですが、普通であれば大丈夫でしょう。

ストレッチボディをコーティング

タイイング前にストレッチボディへワックスをなじませる方法もありますが、その場合は肝心な「ストレッチ」がぎこちなくなる感じがします。つけすぎなのかな?

タイイングのあとにボディへしみ込ませる方法が簡単。

エルクヘアカディスのボディをコーティング

ボディのスレッドをホットワックスでコーティング。その上からダビング材(水切れの良いシンセティック推奨)を少々。
ボディハックルを丸ごと残すスタイルだと恩恵は少ないかもですが、写真のように短くカットしてフックシャンクが着水するスタイルだと効果ありそう。

エルクヘアのヘッド部にはまとめたときに使ったホットワックスが残っているので、こちらも浮力を稼げそう。
ワックスで固めているため、フレアはしません。

最後に

ドライフライを使うシーズンには、大活躍しそうなホットワックス。
ボディをコーティングする量が少ないと浮かないので、ケチらず付け過ぎずが難しいと感じました。

各種フロータントと併用することで、浮沈フライを作ることが出来ます。夏の管理釣り場で試すのが楽しみだなー

 

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