こんにちはー。
夏休みもやっと半分終わった…と息も絶え絶え…まーさんです。
タイイングしてますか?
新型コロナとか台風とか長雨とかとかとか。なかなか外出しづらいですよねー。というわけで(?)今回はタイイングに欠かせない【ピーコック】と呼ばれるマテリアル(素材)の紹介です。
ひとことで【ピーコック】と言っても、実は色々種類があるんです。この記事を読めば目指すフライをタイイングするために、どのピーコックを買えば良いか分かりますよ!
それでは、どうぞ!
ピーコックハール
タイイングを始めたときに最初に買うのがこのタイプのピーコックハールの束ではないでしょうか。ハールはアイ(円形の目玉模様)の下の部分についている長いファイバーのことです。
お手頃価格でたくさん入ってます。私も1年前に買いましたが、まだ半分は残ってますね。拡大するとこんな感じ。
もう、何にでも使えます。万能ハール。
ドライフライならピーコックパラシュート、イワイイワナ、ロイヤルコーチマンなど。ウェット・ニンフならフェザントテールニンフ、逆さ毛鉤。
フリューリムーバーを使ってストリップドピーコックにして縞々ボディにしたり。
ただ、万能なのですがハールの束で「美しい」フライをタイイングするにはちょっとしたコツが必要かもしれません。
発色の良くないものや、フリューが極端に短いもの。ストークが硬すぎるなど「ちょっと使う気になれない」ものも入ってます。そしてフリューが全体的に短いので、大きなフライ(#12とか)に使うとなーんとなく貧相に見えます。
夏のテレストリアルパターンだとピーコックをもっさり使って丸っこいフォルムを作るパターンもありますが、下地にダビング材を入れないとバルクパックのピーコックハールだけではボリュームが出ない。全体の長さもフリューも足りないことが多いです。
反対に小さいフライを巻くときやボリュームが出過ぎるとバランスが悪い場合は、この短いフリューが大活躍するのです。
適材適所。はじめての【ピーコック】には申し分ないので、1袋は持っておいても損はありません。
ピーコックアイ
ピーコックアイを買うと、自動的にハールも付いてきます。
左から、ダイドグリーン・ダイドレッド・(Sサイズ)ナチュラルとなります。
左2本はマテリアルメーカーのもので、ナチュラルはフリマアプリで購入したものです。メーカー品の方は35㎝ぐらいあり、ハールの長さもフリューの長さも申し分ありません。
ダイド(色付き)かどうかは芯の色を見れば良く分かります。
タイイングしてみると、こんな感じ。
かなり印象が違いませんか? これぞ染色パワー。
どちらもTMC226BL-#12のフックにタイイングしていますがフリューのボリュームもバランスが良いと思います(自画自賛w)
ピーコックソード
ピーコックソードは広げた羽の下の部分だと思うんですよね。未確認なので間違ってたらごめんなさい。
ピーコックソードはアイともハールとも違う、妖艶な輝きが魅力です。
使い道としてはウェットフライのウイング、ビートルパターンのオーバーボディ(ボディの上に覆いかぶせる)、ザグバグ(ニンフフライ)のテール、ドライフライのソラックス等に使うことができます。
ピーコック ハーフムーン
ピーコックハーフムーン。ピーコックアイの部分が形成される前フェザーです。
こちらもまたソードとは違う、若々しいハールの艶が人気なんですよ。ピーコックハールの輝きを重視するならハーフムーンが最適です。
使い道は普通のピーコックハールと同じで、ボディやトッピングに使用できます。
最近はピーコックメインのフライ(ピーパラとかロイヤルコーチマンとか)にはこちらを使っています。マテリアルが良いとタイイングの腕が上がったようで楽くなりますよw
ピーコック ブルーネック
ドライフライにはあまり使わないピーコックブルーネック。先端部分の発色の良い部分をウェットフライのウイングやテール、ストリーマーのサイドに使います。
ミッジサイズのボディに使用している方もいるようですよ。この細いファイバー数本をボディに巻くのですが… 集中力と忍耐力が要りますね。
私はソフトハックルやサスペンドマラブーにくるっとハックリングして使っています。
どうでしたか?少しはお役に立てたでしょうか。
タイイング例はこれからまた増やしていく予定ですので、迷ったときは見に来てくださいね。
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