こんにちは、まーさんです。
夏のテレストリアルパターン最終の第5弾!「ロイヤルコーチマンパラシュート」のタイイング手順を紹介します。このフライは「赤腹巻き」がチャームポイントです。
第4弾「イワイイワナシリーズ」はこちら↓
以前のロイヤルシリーズの記事はこちら↓
ロイヤルコーチマンパラシュート
ロイヤルコーチマンシリーズは世界中で有名なパターンで昔から存在しますが、最近はあまり見かけなくなった気がします。どうしてだろう?
このパターンは小さく巻けば(#14前後)ムネアカオオアリ等のアントパターンとして使えるし、大きく巻けば(#10前後)陸生昆虫を模した何かとして使えます。自然渓でも管理釣り場でも使える便利なフライなんですよ。
今回使用したマテリアル
フック…マルト d04 #12
ボディ…ピーコックハール&レッドフロス、シルバーワイヤーXX-Fine
テール…ゴールデンフェザント
ハックル…コックネック Coachman Brown
インジケーター…ハイビズドライウイング FLオレンジ 4束で使ってます
手順
下巻き
シャンクいっぱいに下巻きします。
テール
テールにゴールデンフェザントのティペットを5本前後取り付けます。
テールの全長はシャンクと同じぐらいで、黒い部分の2つ目がフックから出るサイズのを選びます。
ポスト&ハックルの取り付け
そのままスレッドを前方に持って行き、ポストとハックルを取り付けします。
ワイヤーの取り付け
今度は後方に戻るついでにリブ用のシルバーワイヤーを取り付けます。
ボディ(ピーコック)の取り付け&巻き上げ①
ボディになるピーコックハールを3本取り付けます。
そして、後ろ側のボディを丸っこく巻き付けます。2・3回巻き付けたあたりで一度巻きとめます。余ったピーコックはソラックスに使うので切らずに残す。
次にレッドフロスを巻き付けるので、あまり前に行きすぎないようにバランスに気を付けましょう。
レッドフロスの取り付け
先ほどのピーコックを巻き込みながら、フロスを取り付けます。
ピーコックの上からフロスを巻きあげ、ポストの手前で巻きとめます。
ボディ(ピーコック)の巻き上げ②
残してあったピーコックでフロスの巻き留め部分を隠しつつ、アイの手前まで進めて巻きとめます。その後ワイヤーでリブ巻き補強して、同じくアイの手前で巻きとめます。
ハックリング→フィニッシュして完成
ハックルをやや厚めに巻いて、フィニッシュして完成!
裏から見るとこんな感じ。
まとめ
今回はボディを軽く仕上げるために、細いシルバーワイヤーを使用しました。
LAGARTUNのシルバーワイヤー(XX-Fine)は髪の毛ほどの太さで強く引っ張ると切れてしまいますので、リブ巻きに使う場合は緩すぎずきつすぎないテンションで巻いてください。
巻いている途中でくしゃみしたら切れます…
テールに使うゴールデンフェザントはいろいろなサイズがあるので、フックの大きさにあった部位を使ってくださいね。黒い部分が2カ所見えているのが理想的です。
夏のテレストリアルパターン5選をお送りしてきましたが、いかがでしたか?
大きめのドライフライに魚が「ガボ」っと喰いつく瞬間は夏だけの楽しさなので、皆さんもどんどん巻いて釣ってくださいね。
それでは、次回もよろしくお願い致します。
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まーさんの巻いたフライはこちらで販売中。
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