ウサギ年の間にアップしたかった記事です。出遅れた…
「ハーズマスク」って知ってます?
簡単に言うと「野兎の顔(の皮)」です。見た目はちょっと怖い&うさぎ愛好家には怒らるかも。
「ハーズイヤーニンフ」をタイイングするときに使うダビング材です。マスクで買うとお好みの質感でブレンドできますよ。
「そりゃ分かるけど、どうやって使うの??」って人向けの記事です。
とりあえずやってみよー。
※ウサギの顔の毛皮が出てきます。苦手な人は進まないでね。
各部位の質感
耳
アンダーファーは無く、毛もごわごわ固い。太め。
ダビング材にしたとき、ピンコピンコとはみ出してくるのが耳毛。
ほっぺ
アンダーファーがびっしり。柔らかな長い毛もたくさん。
ほっぺを多めにブレンドすると、水なじみの良い柔らかなダビング材が出来ます。
顔の真ん中
こちらもアンダーファーばっちりですが、顔全体で見ると色が濃い部分。
この部分を混ぜると、ダビング材が1トーン低めの色になります。
毛量の比率
上の画像で顔半分です。
しっかりめにするのであれば、ほっぺを減らす。
やわらかーい質感にするなら、耳を減らす。
色を濃くするなら、真ん中を多めに入れる。…etc
ブレンドの方法は色々ありますが、私は電動のコーヒーミルで2秒ほどガーっとしています。
ダビング材をブレンドする専用に買った安価なものですが十分機能します。砕くのではなくて混ぜるだけだからねー
ガーっとやりすぎると毛が細かくなりすぎるので、やり過ぎ禁止。
ちなみに私は柔らかいダビング材が好きなので「耳全量+ほっぺ全量」でいいかな?という感じ。
質感はNATURE’S SPIRITと同じように柔らかめで、タイイングしていると細かい毛が舞います。HARELINEが好きな人には柔らかすぎると思う。
↓こちらがHARELINEのHare’s Eare Plus Dub Hare’s EarのHET1
ね?
私が刈った毛と比べてみると毛がどれも太くてしっかりしています。タイイングした質感も固め。
バリカンとはさみ、どっちが便利?
羊の毛刈りショーを見てると、「バリカン」を使ってますよね?
そのイメージがあるので「バリカン使えば速く綺麗に出来そう」と思って、わざわざ買ってみましたが…
ウサギとクマの毛しか刈らないので、安いやつです。
ブィーンと耳毛は機嫌良く刈ってたのに、ほっぺに差し掛かると刈れない!
アンダーファーがモフモフ過ぎ&毛が柔らかすぎてバリカンではうまく出来ません。
強引に進んでも、ほっぺは全然うまく刈れず。
バリカンを押し付けてやってみても、皮が硬くて刃にフィットしないのでうまくいかない。
普段からバリカンを使い慣れている人(そんな人いる?)だとうまくいくかもしれませんが、バリカン初心者の私には難しかったです。
結局、ほっぺ部分はハサミでちょきちょきとやりました。
かかる時間は?
耳はバリカン、ほっぺはハサミを使うのが私的にはベスト。
1枚当たり、どれぐらいの時間で出来るのか!?
手つかずのラスティブラウンでやってみました。
約20㎝の大きさです。
↑これが、↓こうなって完成。
(顔の中心部はテールにするため、刈り取っていません。)
両耳をバリカン、ほっぺをちょきちょき→4回に分けて2秒ガーっと混ぜて完成まで20分。
1枚から取れる量
左端が比較用の「ハーズイヤープラスダブ」お値段にして約700円
画像では分かりずらいですが、マスク1枚から市販パック3袋分は取れます。
ハーズマスクは定価で2300円前後だと思いますが、タイミングが合えばフリマアプリで1000円前後で買えてお得。
定価は高いけど、安く買えたら…手間はかかるけど、たくさん使えますよー
タイイング
刈り取ったナチュラルで「ハーズイヤーニンフ」をタイイングしました。
どうです?
自分でブレンドしたダビング材でも綺麗にタイイングできました!
さすがに自分で野ウサギを狩って…というのは無理ですが、機会があればマスクからタイイングまでやってみてくださいね。楽しいですよ。
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まーさんの巻いたフライはこちらで販売中。
オーダータイイングも受け付けていますので、Twitterやフォーム等からコメントをよろしくお願い致します。
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