こんにちは、まーさんです。
今日は春パターンのタイイング第2弾!「ユスリカ(アダルト)」のタイイング手順を紹介しますね。ちなみに第4弾までの予定でーす。
第1弾「ガガンボ(アダルト)」はこちら↓
第3弾「フタバコカゲロウ」はこちら
ユスリカ(アダルト)フライ
前回も「蚊」っぽい虫でしたが、今回も「ユスリカ」で蚊つながりですね。
とはいえ、ユスリカは「蚊」の仲間ではなく「ハエ」の仲間です。成虫は口や消化器官は退化していて、飲まず食わずで命を終えて行きます。腹ペコで死んで行くなんてかわいそう…
ちなみに幼虫時代はワカサギ等のエサに使われる「アカムシ」。良く似た名前の「紅サシ」はハエの幼虫(ウジ虫)を赤色に着色したものなのでちょっと違いますが、見た目はどっちも同じですよね。赤いむにょむにょしたやつ。
ユスリカは春と秋に大発生することが多いので、なんか小さい虫が飛んでるなーと思ったら使ってみてください。
今回使用したマテリアル
スレッド…16/0 Black
フック…ドライ用フック マルトd04-#20
ボディ…ストリップドピーコックアイ ナチュラル
ウイング…CDC ブラック、ホワイト
ハックル…コックネック ブラック
手順
下巻き
シャンクいっぱいに下巻きします。
ボディ材の取り付け
ボディ材となるストリップドピーコックを取り付けます。
ピーコックの濃淡をしっかり表現するため色の薄い方が下側に来るように巻き付けますので、取り付ける時点で向きに気を付けてください。
ピーコックを向こう側(時計回り)に巻き付ける場合は、色の薄い方が上を向くようにします。
引っ張り過ぎると容易にちぎれるので力加減にご注意を。
ボディの補強
ストリップドピーコックはとても壊れやすいマテリアルのため、ボディをレジンやヘッドセメント等で補強します。
ウイングの取り付け
ウイングになるCDCを取り付けます。
ホワイトだけでも構わないのですが、ちょっと色がきついかな?と思うのでアンダーにブラックを追加しました。
ハックルを取り付ける
CDCを巻き留めた上に、ハックルを巻き付けます。
フックアイのギリギリまで巻かずに、アイ1つ分は開けてください。小さいフライなのでアイ周りをすっきりさせておくと、取り扱いが楽になります。
フィニッシュ
ハックルを巻き留めて、フィニッシュします。ヘッドセメントを付けて出来上がり。
まとめ
ユスリカフライは#20~#32までと小さいサイズで色々タイイングされるフライですが、小さいだけで巻き方はいたって簡単。
今回はホワイト&ブラックのCDCで巻きましたが、1色で巻くならライトブラウンとかブルーダンとかも良いかも。ホワイトは良く見えるんですが、魚からも良く見えるわけで…活性の低い時期だと警戒されちゃいます。
ボディはフェザント―テルでもいいし、グースバイオットでもリアルな縞々が表現出来そうだなーと思います。
それでは、今日はこのへんで。
みなさんも魚の好みに寄せたユスリカを巻いてくださいね!ばいばーい。
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まーさんの巻いたフライはこちらで販売中。
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